« 最近ちょっと忙しい | トップページ | 近況 »

やってもうた…

いっこ前の記事の、「数学ガール(ゲーテルの不完全性定理)」について、さっき自転車に乗りながらボーっとしてたらあれ?と、何か違和感を感じたので、もう一回あの公理を読み直してみる。

PA4 ∀m∈N ∀n∈N[m'=n'⇒m=n]

あれ?

ああ、そうか。僕は頭の中で勝手に変換しちゃっていたようです。

[m=n⇒m'=n']

と。

くそぅ。恥ずかしい。本は、特にマニュアルや理系の文章は正確に読みましょう。順番間違えるとえらいことに…。

どういうことか、これ読んでる人はたいてい分かっちゃってると思うけど、

[m=n⇒m'=n']

だと、ループしちゃうんだよね。そりゃそうだ。どういうことかというと、さっきのブログにも書いたけど、[']演算の中身がif文やmod演算にて、ループするようにしちゃってもn=mならばn'=m'は、そりゃそうなるわなってゆーか、この公理の意味を成さなくなっちゃう。

たとえば、output = (input + 3) mod 5 とかってしちゃうと、1,4,2,0,3,1,4になる。でもn=4とするとm=4。次は両方とも2…公理を満たしてしまう。当たり前だね。逆にしただけで意味がなくなっちゃうんだね。

なので、逆にすると、この演算は公理を満たさなくなる。

[m'=n'⇒m=n]

だと、m'=4で、n'=4の場合…n=m=1?あれれ?ああ、そうか、mod演算は1にもどるから、公理3を満たさなくなる…と。本でも公理4だけでは不十分だと言っている。ありゃ?PA3がないと合流どころかループも防げてないね。どちらにしても、これでPA1~PA4を満たすためにはmodやif文は不適格だと納得できた。

…こんな凡ミスで、こんな変なところで止まっちゃうのって珍しいのかねぇ。

仕事やってても最近思うのは、文章読解能力の正確さは、このように文系的仕事よりも理系的仕事のほうが求められるのだろうと思う。

ただし、文系的仕事は、文章に書かれていない部分をも読み取らなくてはならないだろう。法律だってそうだ。六法全書に書かれていないからといって判断しなくていいわけじゃない。特に法律家は正確さに加えて、いろいろなところを考慮して、文章に書かれていない部分を汲み取るなり捏造したりしなければならない。大変な仕事だろう。

…ていうかまともな職業で、文章を正確に読まなくてもいい(読むに限らず言っていることを理解する)職業などないのではないだろうか。

ただし、マニュアルと違って顧客というものは、聞くまでもなく要求が不正確だ。なぜならば自分でも分かってないから。だから、SEやプログラマと言う奴も、相手の情報開示が一部しか行われていない、または嘘をついていることも考慮しつつ仕事しなくてはならない。

つまり、誰だって(少なくとも知的職業の場合には)「正確に言葉を理解する能力」「言葉になっていない部分を汲み取る能力」は必要なのである。

|

« 最近ちょっと忙しい | トップページ | 近況 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/165749/46890073

この記事へのトラックバック一覧です: やってもうた…:

« 最近ちょっと忙しい | トップページ | 近況 »