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日付の古い牛乳

「賢い主婦はスーパーで日付の古い牛乳を買う」

なんか、購読してるメルマガ(コピーライティング関係)のネタであったので、ホホウ、そんなコピーが…と思ってググッて見た。

トップに来るのはここなんですが

http://www.summit-rc.com/2007/05/post.html

僕はスーパーで働いていたこともありますので経験ありますが、店を開ける前に古い奴を前においていきます。コンビニエンスストアは、ここ、凄く工夫していますよね。

スーパーは前からおいていくので、どうしても後入れ先出しになる。プログラム的に言うと、スタック方式だ。

ただ、当然のことながら仕入れは時系列なので、時間的に後のほうに仕入れたほうが、賞味期限がより未来となる。このため、仕入れるたびにソートしなければならない。面倒なんだが、賞味期限が近いものが後ろに行ってしまうと、牛乳なんかは腐ってしまうからね。

これに対しコンビニエンスのペットボトル部分は後ろから入れるため、キュー方式になっているため、ソートの必要がない。よく考えられている。更に感心するのは、棚板がコロコロでできていて、若干手前に傾いているため、勝手にお客様のところに転がるため、そろえる必要もない。

…とはいえ、相変わらず牛乳系はスタック方式になってるところも多い…。構造上しかたないのだろうが。

まぁ、このコピーは、そういう話じゃないんですねー。要は、購入者に対する啓発なんですよね。

モラル的な啓発。そう、もうちょっとストレートパンチ的に言うと

「あんたがわざわざ奥から新しい日付のものを取ると、売れ残りが発生するんじゃ!あんたかて自分の子供に『食べ物を粗末にするんじゃありません!』言うてるやろ?」

っていう…で、何でこれが賢いのと繋がるかというと、おそらくだが、こう、地球だの人類だの全体のことを考えている、と、そういう部分が賢いのだろう。

ちなみにウチは、それよりはるかにはるかに愚かなので、日付すらみてない。とにかく買うものをカゴに入れ、深いことは考えない。これ、意外と節約術。最初に買うもの決めておいて、深く考えないと余計なものを買わなくてすむから。ああ、愚かじゃないな。賢いな、俺は。

愚かな人は、目の色変えて新しいものを買って、余計なものまで買って、自宅で腐らす…と、そういう話じゃない?そうですか

で、よそのブログにこんな引用があった。

[季刊 伸びる 越える 進む 2006年春季号 KUMON]
「地球環境入門講座 高木善之」より
 
…家で牛乳を飲むとき、古いほうから飲むのは捨てるともったいないからですね。…では買うときはどうでしょうか。
 
外国では古いほうから順番に買うことになっています。
 
日本のお客さんは、掘り返してでも新しいのを買っていく。
 
新しいほうを選んで買うと、古いものが売れ残って捨てられます。
これをやっているのは日本だけです。
 
今、食べ物がなくて世界中で1日に5万人の子供たちが死んでいます。
 
日本で1日に捨てられる食べ物の量は3千万人分です。

あー、こういう訴え方してきますか。でも「外国」って何処だろう。せめて欧米とか欧州とか、東南アジアとかって、特定してくれないかな…。
まぁ日本人が外国という場合、たいていは「アメリカ」なので、アメリカだと仮定しておこうか…

アメリカ人はよく牛乳飲むし、家族多いし、日常的なものに関してあまり関心をはらわないんじゃない?
もしくは、調べた対象が、そういう意識の高い、高所得階級だったり…というかそういう地域なのか。

まぁ、色々と文章に書かれていない部分に疑問が生じるわけだ。ただ、日本人特有かどうかは知らないが、スーパーにいくと、やっぱり奥のほうからとる人を見かける…せいぜい1~2日だろうに…浅ましいなぁとは思う。あと、魚とか肉のパックをやたらと指でつつく人がいる。あれ、何か意味あんの?

そういう人々を見て、モラルがどうこうというより、「ビンボくせぇなぁ…」って思う。実際に貧乏かどうかっていうと、たいていは中流で、貧乏ではない。精神が貧乏臭いのだ。

ちなみに僕は、そういう意味のない貧乏くささはないのだが、スーパーの棚から最安値や「○○割引」を一瞬でサーチできてしまう。一人暮らしだと、使いきりにするほうがいいため、どうせ買った日に使ってしまうから、いわゆる「おつとめ品」でよいのである。

あと、個人的には、モノが明らかに腐ってないなら、賞味期限切れでもいいと思っている。事実、私は腐りかけでも食べてしまう。悪いが、そういう生活だが2年くらい病気ひとつしていない。とはいえ、賞味期限切れの貝類や卵は生では食べないが…心配ならめっさ火を通せば問題ない。(ただし、お勧めはしない。抵抗力が弱い人はやられてしまうかもしれない…良い子はマネスンナ!)

昔、いしいひさいちのバイト君という漫画の中で、「クソになりゃみな同じ」という看板で「フーズリサイクルショップ」って店を開いたおっさんが「客が来るとは思わなかった…」と驚くシーンがあったが、『思わないなら店を開くなよwww』とかいう突っ込みは置いておいて、実際、賞味期限を少し過ぎたものを10分の1や20分の1の値段で売ったら、売れるんじゃない?

まぁ、今は消費者の自己無責任時代だから、それで腹壊したら訴訟問題になるから、実際は難しいんだろうけど…

僕の意見としては、1~2日の賞味期限に心を砕くのがもったいない!と思っています。

また、他のブログでは

本来生産者や流通業者が工夫して無駄にしない工夫をすべきなのに、その仕事を家庭の主婦に押し付けようとする広告なのである。本末転倒ではないか。

という意見もあった。なるほど、それもそうだとは思う。それも企業としてあたりまえだ。何しろ腐ってしまえば事実上「損」になるからだ。割引販売しても結局は「損」だ。損を減らすための企業努力は当然必要だ。それは自社のためですが。ただし、賞味期限を張り替えるとか、そういうアホなやりかたは現代では通用しないし、下手するとスーパーつぶれるのでお勧めしない。

しかしだからといって、主婦の意識が低くても良い理由にはならない。自分の頭でものを考えてみるきっかけ、問題提起と捉えることはできないのだろうか?企業や政府の責任であって個人の責任は少しもないとでも?

そういう意識が、自己責任回避という風潮を生んでいるのではないでしょうか?別にいいんですが、自己責任を回避するということは、自分のコントロールできる範囲を狭くするということであり、判断を他人に委ねてしまうことにも繋がると思うんですが、論理の飛躍ですかね。

とりあえず、スーパーに行った際には、反応的に新しい日付のものを買うのではなくて、一旦考えてみてはどうでしょうか?「この1日新しいメリットはどれくらいものか?本当に必要なメリットか?」ってね。少なくとも奥に手を突っ込んで、新しいのを引っ張り出す様はみっともないですよ。考えて行動ことを練習すれば知恵がつき、もうちょっと大きな視点から節約して、さらに貯蓄できるかもしれませんよ。

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