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人材を喪失しない方策について

ちょっと、真面目・・・に?仕事っぽい、組織っぽい話をしてみる。
風呂場でくつろいでいる時に考えたこと。

「人材を喪失しない方策について」

とりあえず忘れないうちにベストからワーストまで、順不同にメモしてみる。

  1. 組織としての凄いビジョンを打ち出す。
  2. 職場を居心地よくする。
  3. 好きな仕事をさせる、適した仕事を用意する。適材適所。
  4. ポジティブなプライドを刺激する。
  5. ポジティブな仲間意識を利用する。
  6. その仕事が最終的に何に貢献しているのかを明確に示す。
  7. 使命感を煽る
  8. 金銭的な報酬。
  9. 地位的な報酬。
  10. 人間的な報酬。
  11. 闘争心を煽る。
  12. 責任感を煽る。
  13. ネガティブなプライドを刺激する。
  14. ネガティブな仲間意識を利用する。
  15. 罪悪感を煽る。
  16. 不安感を煽る。
  17. そもそも少ない人数で回しておいて、抜けられないようにする。
  18. 泣き落とす。
  19. 恫喝する。
などなど、風呂場で思いついたことをつらつらと書いてみた。上の方にポジティブな方策、下の方にネガティブな方策が来てる感じですね。
まぁ僕のそれほど多くもない職業経験から思いついたものですから、ぜんぜん違う仕事をされている方だと全く違うものを思いつくかもしれません。もしあれば、コメント欄にでも。

そもそもなんでこんな事を考えちゃったかというと、この所立て続けに、自分所の職場において心を病んだり、辞めちゃったりする人が続出してるんですよね。

で、それぞれの説明もちょっとやっていこうかと思いますが。

1の凄いビジョンってのは、文字通り物凄いビジョン。ちょっと大きなビジョンとかじゃなくて突拍子もないレベルのやつ。僕も会社経営やってるわけではないので、想像になるんだけど、例えばネジ作っている会社があるとして、「世界で使用されているネジを全てうちの会社製のものにして、ネジで全世界を牛耳ってやろうぜ!!」みたいな、ね。突拍子もないでしょ?

別に僕はネジに思い入れがあるわけじゃなくて、手元にねじがあったから書いただけですけど。


ちなみに「ネジ 世界一、日本」とかで検索すると

http://www.hardlock.co.jp/index.php
「ハードロック工業」

という会社がヒットした。

なんでも「絶対にゆるまないネジ 」を作っているらしい。「絶対に」って凄いよね。すごい自信だ。やっぱ日本人的にはこーゆー工業技術的な所で例えるとわかりやすいかもしれないかな。

日本タングステン工業なんかも、世界一硬い材質かなんかをやってんのかな?なんか年末のテレビ特番かなんかでやってるんだよね?

世界一って響きはわかりやすく、そして人を惹きつけるよね。ここまで行っちゃうと、辞めないための方策というより、優秀な人を惹きつけるわけね。

でも、それが妄言なら、だれも惹きつけられないけどね。

「世界のホンダ」も、妄言じゃないからあそこまでになったんでしょうし。

でも、どの会社も言葉だけ取れば「妄言」なのか「凄いビジョン」なのかの区別はつかないよね。特に会社が軌道に乗るまではどっちとも言えないしね。

やっぱりその差っていうのは経営者の「アツさ」とかそういうのじゃないかな。よくわかんねーけど。ここの差をはっきり言えるなら「売れっ子コンサルタント」にでもなれるんじゃない?

ただ、言えるのは「地域一番」とか言っているトコは「日本一」「世界一」にはぜってー勝てないと思うんだよね。手の届く範囲に「地に足の着いたビジョン」を置くのもまぁ、大切なんだけど、結局そういうことを言っている間は、人材にも恵まれないだろうし、アイディアも出てこないだろうし、やる気もそこそこにしか行かないだろう。

そりゃそうだろう。「世界一」って言ってる組織と、「地域一」って言ってる組織でどっちがやる気になるかっていうのは、言うまでもないよね。

本題からだいぶそれたけど、そういうことが1番目の話ね。

2番めの職場が居心地いいってのは言うまでもないね。よく、経費削減とか言ってエアコンを極端にケチったりするけど、あれは居心地を悪くしている要因ではあるんだよね。

そもそもそこまでしてケチって、離職のコストを上回るのだろうか。そもそも経費削減自体になっていないこともあるんだよね。

例えばパソコンを使いまくる職場で、夏場にエアコンを安易に切ったり、設定温度を安易に上げると容易に30度を超える。当然ながら耐えられないので、一人ひとりがUSB扇風機とかのちっちゃい扇風機をつけるとする。人数にもよるけど、この小型扇風機の合計電力がエアコンを上回ることも多いらしい。あと、扇風機では、たいして涼しくならない。

結果としてみんなイライラするから、愚痴が増える。上司の小言がキツくなる。仕事の能率は下がる。…これをカバーするくらいに経費削減されてんのか疑問すぎる。

3も言わずもがな。適材適所。
日本のそれなりの割合の企業では、入社してから数年ごとに色々な部署を転々とさせたりするらしい。僕は技術系だったので、そんな転々って経験はないんだけど、結構な割合でそうらしい。

ちなみに技術系であっても転々とすることもあるらしい。こないだ企業の人と話して初めて知ったんだけど、例えばプログラマで就職しても、まずは運用の部署に行って~とかでぐるっと一周はするらしい。

それはそれでね、ありだとは思う部分もある。どこが向いているのか、どういう仕事が好きになれるのかってのは、入社したてくらいでは気が付かないことも多い。それはありなのだが「プログラムを毎日書いていないと死ぬ」的な人材には適していないと思うんだよね。運用に行って、精神を病むことも多いだろう。

だが、会社の方針だとして、その人材の特性も見ずに十把一絡げに不適材不適所にすることも多い。そして辞める。

ゲーム会社でよくあったのは、プログラミングオタク状態の人を、長く働いているから、技術的にトップという理由だけで、管理側に異動ってスタイルね。うまくいく場合もあるけど、大抵の場合は潰れて、辞めて行ってたかな。「年齢で~」っていうのもおかしな話だよね。

「その人の何を買って入社させたん?」って言いたいわマジで。

4と13のポジティブなプライドとネガティブなプライドの違いなんだけど、ポジティブなプライドっての言うのは、
「君ならできるよ、いや、君にしかできない仕事なんだ」
もしくは
「こんなこと俺達にしかできないね。俺達がやらずに誰がやる」
「さすがは君だ、君ならやれると信じてたよ」

とか、そういう感じにプライドをくすぐる。気持ちいいからもっと働く。
逆にネガティブなプライド刺激ってのは

「こんな事で潰れる(辞める)ようじゃヘタレやなー」

ってやつね、「もういやだ、辞めよう」と思っている奴に先手を打つ感じで言うと、ここで辞める→ヘタレ→それはやだな。
ってことで、こんな子どもじみた言い回しでも、自分が病むまで辞めないんだよね。
しかしこのやり方だと、非常に病む確率が高いだろう。なんでかというと、辞めたいけどプライドがあって辞めないって事なので、イヤイヤ仕事をしているわけで、効率も上がらないし、本人にとっても組織にとっても碌な事にならない。

…でも、こういう組織多いんだよね。

4番と14番。
どちらも仲間意識なんだけど、これはポジティブな方だと

「これからもずっとこいつと、こいつらと一緒に仕事したい。この上司に尽くしたい」

みたいな感じで、ネガティブな方だと

「辞めたいけど、俺がやめたらみんな困るだろうなあ」
ってのを利用する。これは、17番の「そもそもギリギリの人数にしとく」ってのとも関わってくると思うけど、一人でも抜けると回らないようにしておくことで、同僚を人質にとって辞めさせないというデッドロックをつくり上げることができるのだ。

これも割と多いパターンだと思います。最低ですね。最低ですが、結構多くの組織でまかり通っていますね。これもモチベーションが上がらないし、不満も出るし、社員は辞めないかもしれないけど、効率は落ちるしモラルも低下するし、心身を壊す率も上がるだろう。

人事がこういうことを仕組んでおいて、うつ病に罹ったら自己責任…まぁ、自分の身は自分で守りましょ。とはいえ、デッドロックを切り捨てることのできない心優しい人が真っ先にうつ病になるんですよね…。

7の使命感を煽る。ってのは、さっきのプライドとも関わってますが「俺にしかできない仕事だから俺がやる。俺達がやる。俺達がやらずに誰がやるんだ。」

というカッコイイ使命感に燃えてれば辞めません。この使命感を煽るんですわ。

アポロに関わった人たちとか、はやぶさに関わった人たちとか、もちろん世界一のネジを作る人達も、使命感に燃えているはず。ということで、これは会社の凄いビジョンっての…言い換えると、ミッションとやらともつながっているんだろうね。これはポジティブですわ。


次に報酬。
もちろん、会社であれば金銭的は報酬が一般的です。これは重要です。特にご結婚されていたりお子さんがおられるのであれば将来設計的にも、金額は多い方がいい。そしてこの「金額」はそのまま「社会的評価」を表す…少なくとも資本主義社会においてはだいたいそうだよね。
ただ、そうは言っても金額=社会的評価ではなくて、金額が安くても誇らしい職業はあるし、金額が高くても誇れない職業もあるんだろう。そこは人それぞれなんでなんとも言えませんけどね。

例えば、殺し屋であれば金額=社会的評価ではないだろう。ただ、裏社会の評価は上がるので、金額=社会的評価でもあるかもしれないが、殺し屋が一般的なモラルを持ちながら仕事していれば、金額≠社会的評価なんだろう。
だからそこも人それぞれ。自分がどう感じるか、自分が思う社会ってのがどうなのかっていう面倒な問題になるけど、やっぱり大雑把に言うと

金額=社会的評価

だろう。だから上がると嬉しい→辞めない。逆に下げると辞める可能性が高まるが、その人が転職する可能性のある他の企業よりもはるかに高く支払っていれば、下げても辞めにくくはあるだろう。

次に地位的報酬なんだけど、これは僕らみたいな技術職はあまり当てはまらないけど、「出世」に価値がある職種だと、例えばヒラ→係長→課長→部長→専務→社長→会長とまぁ、どこぞの漫画のように肩書が変わっていくのは快感だろう。

多分、空手とかやってる人が、白帯~~~→黒帯になる過程の快感に似ているのかもしれない。

もちろん、肩書が上がればお給料も上がるだろうし、それに伴って責任も大きくなっていくので、上に上がれば上がるほど辞めづらいだろう。逆にちっとも上がらなければ、辞める確率は高くなるし、…というかそういう職種で何年も「ヒラ」なら会社的にもやめて欲しいのかもしれないんですけどね。


10番の「人間的な報酬」なんですけど、これ、いい言い回しが思いつかなkったんで、そう書いただけなんですけど、要は「褒める」です。

これ、子供に対する報酬と同じなんですけど、もう大人に対してもね「よくやった!!よしよし!!」ってやっちゃっていいんですよね。そして効果的なんですわ。

「上司に褒められる」「同僚に信頼されている」

これが金銭による評価によるモチベーションアップを上回ることだってあるわけで。ここで気持ちよければ人間、そうそう辞めへんもんですわ。逆に

「頭ごなしに叱る」

これはガキでも大人に対しても、まぁ、ええ結果は生まれまへんな。辞める確率は上がるし、辞めなくても反感を買う、うつ病になる、やる気を無くすわけで…。


次に「闘争心を煽る」なんですが、他人と競ってる時は楽しいんですよね。必死こいてるけども…ね。人間「負け逃げ」ってのはなんとも悔しいものです。プライドが許しません。

とはいえ、これは結構難しくて、ライバルと圧倒的に差がありすぎると、闘争心もわかず、自分の存在価値を見失い、辞めるのかもしれないし、「負け逃げ」はしたくなくても「勝ち逃げ」は別に大丈夫だからね。

勝ち負けが短期間に交代交代している状態が望ましい。

罪悪感を煽るのは言うまでもなく
「おまえ、ここでやめたら会社が潰れるぞ!!お前のせいやぞ、みんなが路頭に迷うんやぞ」

っていう感じで、人間、罪悪感には弱いものです。それを煽る。

そして、「不安を煽る」
これはえげつないんですけど「他所に行っても給料下がるだけだよ」とか、「再就職も厳しいよ」とか、「年取った時の蓄えが…」とか、もっと酷いのになると

「お前はなんのとりえもない人間で、うちがお情けで雇ってやってるんだから、他所でやっていけるわけがない。うちでしか働けん。」

というもの。これ、新入社員の教育の時に、しれっと刷り込むことが多いんだよね。無意識に辞められないようになる。


というわけで、色々と、辞めさせないパターンがあるんだけど、できればポジティブに継続してほしいよね。

ちなみに社員の教育コストっていうのはそれなりにかかっていて、離職率が高いと、それだけ会社の財政を圧迫するんだわ。

…エアコンをケチっている場合でもないと思うんですけど。

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