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ファインマン流物理学が分かるコツ

ファインマン流物理学が分かるコツ

暫く数学の話を書いていこうと思うにあたり、昔買った本を片っ端から引っ張り出して見ている。

その中で、あー、と思ったのが「ファインマン流物理学が分かるコツ」という本。

これはあのファインマンが、自分の所の学生の、クラスの下位の学生にコツを教えるために開いた講義の記録ノートみたいなもんです。

もちろん、下位といっても、カリフォルニア工科大学の下位なので、高校ではトップクラスだった学生に向けてです。ですから、序盤の話では、彼らに自信を持たせるような言い回しになっています。(哀しいことに僕の教える学校の下位は、高校、中学でも下位で、三平方の定理はおろか、ルートや分数、一次方程式もロクに分からない連中なのよね~)

ちょっと読んでみて気が付いたことだけど、この本は僕自身が物理学を分かるようになりたいと思って、20代くらいの時に買った本だったと思うんだけど、今は「ファインマンだったら内積の部分はどういう教え方をするのだろうか?」「つまづいている学生にどう教えるのだろうか」という所で気が付いた部分に線を引きながら読んでいる。

立場が変わったのだ。そして立場が変わったために、理解の仕方も変わったと感じる。「本当に理解」していないと「平易な言葉」で学生に教える事などできないからだ。

だから教科書通りに教えるのなんか簡単なのだ。そうではなく、彼らが納得するように教えるには、遠回りして(こちらの方が実は思索的には難しかったりする)教える必要があったりする。

遠回りすぎて逆にわからなくなるという批判もあるだろう。しかし、納得できないまま先に進むことは、結局身につかないことに繋がる。ファインマン氏も同じようなことを言っている。

今、読むと、改めて良い本だなあと感じています。


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